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  • 執筆者の写真N.Yamashita Siesta-Siesta

風薫る季節

5月に入り漸く花粉の激しい攻撃も終息へと向かっているのを体で感じる事ができるようになって来ました。いま庭は緑が眩しい季節に突入し、コロナ禍でなければマスクを外して散歩がしたい、いつマスク外せるのかなと思ってしまう季節でもあります。

私は子供の頃から、緑が眩しい5月・6月ぐらいの雨上がりに草木が放つ香りが好きで、小さい頃はまるで犬のようによく鼻をクンクンさせて楽しんでいました。 それは今でも同じで散歩していてあの香りを鼻先に風が運んできたりするとワクワクとした気持ちになってしまいます。 「これはあの日のあの時と同じだ」とそのみずみずしい香りが私をその時間へと運んでくれるから。 記憶の扉を開けてくれる嗅覚、また聴覚・視覚・味覚・触覚という五感は積み重ねてきた時間の中でちゃんと記憶を留めていくといわれています。 今世界のあちこちで起きている様々な不幸を見聞きする中で、私なりに山あり谷ありながらの日々ではありますが、私の身体中に張り巡らされている細胞達が記憶してる物事は幸せの中にあるのだと小学生並みの表現だけれど感じるばかりです。 年齢と共に積み重なっていく記憶...もしそれを可視化できたらどれほどの高さになっているのだろうかと、思いっきり話が逸れ飛んでしまいますが…ハリーポッターの中に登場する図書館のモデルになったというボードリアン図書館に海外旅行なんてもうできるかわからないけれど、行ってみたい。                    

今年1月総務省統計局発表によると、日本の高齢者(65歳以上)は3618万9千人,総人口に占める割合は 28.8% といいます。100歳以上の高齢者はすでに8万人を優に超えその90%は女性で、男性は2021年9月に初めて1万人を越えているそうです。 かつて金さん銀さんが100歳という事が大きな話題となった時代があったけれど、今ではこれらの数字から『人生100年時代』は本当なのだと納得。とはいえ、どれだけの方が先ずは気持ちが前向きな健康な心を持ち、体もその前向きな気持ちと共にあるだろうか...。 私は還暦を迎えているせいかこれは結構身近なテーマでもあります。もしも長寿の人生を歩いていくならば自分自身や家族の心と体の健康を保ち生きていきたいと強く思うけれど、これは結局のところ日々の暮らしと体をしっかりみていくしかないのかもしれないですね...。 そんな事を考えていたら、2018年4月に国立科学博物館で開催された「特別展 神秘への挑戦 人体」を観に行った日を思い出しました。

これはもう本当に圧巻としか言いいようがない特別展でした。  とてつもない体の神秘に私は吸い込まれていく感覚またそれは神聖な神の領域ともえる世界を感じました。

下の動画は、展覧会に行った当時インスタグラムにアップしたもので、ちょっと音声がイマイチでわかりにくいと思いますが、個々の臓器は脳からの信号に反応するだけでなく実は臓器同士がメッセージの受け渡しをしているということを表現したものです。 この場は「まさに宇宙空間」こうして細胞同士がさまざまに連絡を取り合い肉体が心が存在巣している事を実感できる本当に特別なもので、高齢者の方に向けての美容・介護美容という分野に足を踏み入れた今、再びあの特別展に行きたい気持ちでいっぱいです。


私は美しさは健康な心と体からという考えからWell-Aging Salonと称してSiesta-Sistaを開業しましたが、介護美容という分野においてもご利用者の方がご自身を諦めているような場面であれば前向きになれる一翼を担う事ができる施術者でありたいと思っています。美容は決して贅沢だったり不要だったりするものではなくて、健康への大切な架け橋となり得ると胸を張っていきたいです。 また音楽や芝居、美術鑑賞など美容のみならず、ウキウキする事でご飯は食べられない雨風は凌げないという空気がコロナ禍においては蔓延していたように感じますが、人は弾む心がエネルギーになる事を忘れずにいることも大切だから、コロナ感染に十分注意しながらTPO (Time(時間)Place(場所)Occasion(場面)をしっかり意識して日々の暮らしを仕事をしていきたいと思っています。 お客様のご予約をいただいた日の朝、必ず抗原検査をしてお迎えして参ります。お肌のお手入れしたい…と思われましたらSiesta-Siestaに是非お越しください🌸


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