こんなにブログを連投することはない私ですが、一つ前のブログに続き次は食について....そうだ大好きなキウイフルーツについて近々書こうかなと思っていたら、ちょっと驚く事があったのでまずはこのタイトルの通り「エビデンスの重要性」について書くことにしました。
**************** 私はいつの頃からか、ほぼ毎朝フルーツを食べています。 それは美白のためとかお肌のためというより単純に好きだからという理由からですが、健康や美容にもフルーツはいいという認識もあるのは確かです。その中でも大好きなキウイには健康と美容に嬉しい成分がたっぷりです。ただ巷には朝食べると光毒性の影響ありという情報が結構出ている状況だという事が判明してこのブログを書くことにしました。
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キウイフルーツは私のいちばんのお気に入りともいえるフルーツなのですが、私がほぼ毎朝食しているということをブログに書いていみようと思っていたところある方から、「エステティシャンで朝のキウイフルーツオススメだなんていいの?」という声がありました。
キウイフルーツに光毒性?朝食べちゃいけない?えっ???
私がぼんやりしているのかとびっくりしながらも、「それ、でもホント?そうだっけ?」という内なる声が響き渡り調べてみました。
私は食の専門家ではありませんが分野としてはズレがあるものの光毒性については、メディカルアロマのNARDで学んだ経験があることから成分については頭の隅っこにわずかながら光毒性については無知ということではないと自分では思っています。
光毒性とは、もうすでに多くの方がご存知の通り、ある成分により紫外線を浴びるとシミの原因になると言われることから、精油の場合その使用法には注意が必要というものになります。主に柑橘類などに含まれるとされると認識される方もいらっしゃるかと思いますが、全ての柑橘に光毒性が認められるわけではありません。
また含まれていいてもそれを取り除いたものもあります。もし不安があれば、まずはその手にした精油の成分表を確認して判断していけばいいという認識です。
が、今回は精油の話ではなくフルーツしかも私の大好きな「キウイ」キウイについては、キウイフルーツ生産者を株主とし、世界各国にキウイフルーツを輸出・販売しているニュージーランドに本社を構えるゼスプリ インターナショナルグループのZespriのHP https://www.zespri.com/ja-JP/nutrition
にもあるように ビタミンC ・食物繊維・カリウムなど日常生活で積極的に摂りたい10種の栄養素が豊富に含まれているとても嬉しいフルーツ。*10種の栄養素については同ページより確認可能です💓
さて、これらの栄養素とは別に光毒性のある「成分」ソラレンはあるのでしょうか。
と調べてみると、駒沢女子大学・駒沢女子短期大学の西山一朗教授が発表され拡散ご希望されているページ https://www.komajo.ac.jp/uni/window/healthy/he_diary_teacher_20002.html
でご確認いただける通り、キウイほか私たちが日常的に食しているフルーツに光毒性があるという「ソラレン」は含まれていないことがわかります。
ちなみに精油の成分表記にfuranocoumarin(フラノクマリン)または furocoumarin(フロクマリン)があったら要注意です。
では何故キウイやその他のフルーツにおいての光毒性について間違った情報が世に出たのだろうかと考えると、簡単にオンラインでさまざまな情報が流れていて、その情報について疑うことなく信じてしまう。つまりその情報は確かなのか…というエビデンスの確認がおろそかになってしまっているということではないでしょうか?
実際、今私もこうしてネットからの情報をみなさんにお伝えしています。けれど今回食べ物ではないものの、私が学んだメディカルアロマのNARDの教科書や精油辞典などで「光毒性」そのものについて再確認をした上でこれを書いています。もちろん研究者でもない私のこの文章に間違いが絶対ないとはいえないので、何かあるようでしたらご指摘いただけていたらと思っています。普段コメント欄は開いてないのですが今回はオープンにしましたのでよろしくお願いします。
情報が氾濫する今の時代、エビデンス確認は非常に大切だと思っています。
私が何故エビデンスにこだわるかというと30代後半のある時期アルバイトで編集部でのお手伝いをしたことがあります。
そこは学生向けの学習書籍を出しているところだったのですが、そこで編集者のアシスタントをしていました。印刷されるまでの外注のファクトチェックの方や校正者さんから戻った原稿のチェックをしていく中で、アシスタントの私でも気になる内容がある場合は必ずお伝えするように言われるほどに、それはそれは細かくしっかりとチェックするというものでした。その当時はすでにパソコンを自宅で活用している方はいたと思いますが、まだ今のように当たり前にネットで情報を得るという時代ではなかったのでさまざまな書籍や新聞など紙ベースによるチェック。時間に追われながら地味にコツコツ作業でした。
担当者の方は「一度間違った情報を出すと訂正してもその訂正を知らぬままの人は必ずいるから細心の注意が必要」というようなことをおっしゃっていたと記憶しています。確かに
間違った情報を完全に消す事って至難の業で多分無理なのだろうと私も思います。
40代50代以上の方はご存知だと思いますが、ニュース番組で「貝割れ大根にはダイオキシン濃度が高い」という間違った情報により風評被害で農家の方への打撃が大きかった事覚えていらっしゃるかと思います。現在貝割れ大根をスーパーに並んでいますが、人気が高かった時代のように表舞台にある野菜という印象はないように私は感じています。
と非常に長くなりましたが、というか美と健康のための食事について書く予定が、エビデンスの重要性になってしまいましたが、どの分野でもまたこの美容と健康の分野においては特にエビデンス確認って必要。
私自身への戒めでもあるのですが、人に何かを伝える時、それは本当か?と疑ってかからねばと思っています。間違ったこともあるかもしれないですが、そんな時はきちんと訂正しながらと思っています。と私のブログというか文章は堅苦しいかったと思いますが、お付き合い頂きありがとうございました。
🌸最後に、このブログを書くにあたり駒沢女子大学・駒沢女子短期大学の西山一朗教授の記事およびZespriから貴重な情報を得ることができたこと深く感謝しております。尚、引用については間違った部分がございましたらお手数ですがお知らせいただけたら幸いです。
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